心豊かな岡田上っ子
舞鶴市立岡田上小学校

                 われらが岡田上小学校  

 3月になると、岡田の山里の川もきれいな雪解け水が流れ、寒い冬が明けたことを知らせてくれます。
  中庭の梅のつぼみもふくらみ花を咲かせていきます。4月には子どもたちの入学を待ってたかのように運動場のまわりの桜が一斉に咲き誇ります。長く寒かった冬の終わりをつげ暖かな日がやってきます。子どもたちはその桜の木の下で、春の風を浴びながら給食を食べます。
 その桜の花も長くはもたず散っていきます。しかし、その後、桜の葉っぱが緑鮮やかに輝きを増してきます。また、校門から、歩行者用と車用の道の間にハナミズキのつぼみがふくらみさわやかな花を咲かせます。

  つつじの後は、あじさいの季節。中庭、体育館の土手にはみごとなあじさいが咲きそろいます。雨の季節が終わると、暑い夏を迎えます。陽ざしが強くなりせみの鳴き声が大きくなり、子どもたちは歓声とともに水しぶきをあげ、プール学習が始まります。
 休みの日には監督さん、コーチに導かれチビッコソフトボールの練習に精が出ます。保護者の皆様の応援にも支えてもらいながら、加佐の大会に臨みます。勝っても負けても今まで鍛えた力はどこにも逃げていきません。

 猛暑もおさまらぬうち、運動会の練習。エイサーの練習にも熱が入ります。そして、最後の秋季大運動会。皆の心を一つに結んでのフォークダンス。地域の伝統を引き継ぐ村太鼓。ハナミズキも大きく赤い葉をつけ、給食室の横のイチョウが真っ黄色に染まり、子どもたちはその落ち葉のふとんで気持ちよさそうに寝転びます。見上げると砥石ヶ岳を頂にもつ岡田上の山々も見事な紅葉が映えています。
 大晦日には久々に大雪が降りました。通学や通勤には不便ですが、村一面の美しい雪化粧。春には桜の向こうに見えた高速道路も雪化粧の向こうに様を変えます。運動場では雪合戦をする子どもたちの元気な姿が見えます。ときには、しんしんと降り積もる雪に日常を忘れふと手をとめてしまうこともあります。
  
 学校のネコヤナギが芽を出し、また、春を迎えます。
 そして、平成23年3月、82年の歴史をもつ岡田上小学校が幕を閉じます。

  閉校記念の歌「ありがとう岡田上小学校」
  
    父母も 祖父母も ぼくも 通った
    希望と大きな夢を 抱いた 岡田の里
     ついに お別れのときが 来たけれど
    いつまでも 覚えていよう この学舎
  
    そよぐ風に誘われ 桜のもと 1年生
     小さなアユを放し いつまでも見送った
     夏の日の日差し浴び ボールを追った
     思い出を詰め込んだ岡上のユニフォーム
     いつまでも忘れない 岡上仲間
  
    黄金色に輝く 稲穂揺れて 運動会
     祭り太鼓の響き 今も心の中に
     冬の凍てつく中も ふれあう度に
    おはようおかえりと 温かいあいさつ
     いつまでも忘れない 地域の皆様
  
     さみしけれど 悲しいけれど
    一つの言葉で 明るくなれる
    勇気を出して 声を出したら
    自分の心が 温かくなったよ
    ありがとう 岡田上小学校
    ありがとう ふんわり包み込んでくれ
    わすれないずっと
     ありがとう 岡田上小学校
     ありがとう 未来へ歩み出すけれど
     わすれないずっと
     いつまでもずっと